相談事例

ショッピング

相談内容(2016年5月・青少年女子)

掲示板でチケットを譲ってくださるという方とメールのやり取りをした。譲っていただくために個人情報を教えてしまった。個人情報を教えた途端連絡は途絶え、今は一切連絡が来ない。この個人情報は悪用されてしまうのか。お金は振り込んでいない。相手の個人情報は一切知らない。

アドバイス

インターネット上の見知らぬ相手との個人間の取引には大きなリスクが伴う。これをしておけば100%安全という対策はない。そして、相手に渡してしまった情報を取り戻すことは大変難しい。 どのように使われるかは相手次第であり、その情報の利用を止めることも難しい。自分の手を離れてしまった以上は、自分でコントロールできるものではない。今後は、メールアドレスを教えたことで、迷惑メールが届く可能性もあるので、迷惑メール対策の設定を行うと良い。相手に住所を伝えているならば、保護者に伝えておいた方が良い。念のために、相手に伝えた情報、相手のことで知っている情報を整理しておくと良い。相手とのやり取りのメールが残っているならば残しておく。

ポイント

個人間の取引には大きなリスクがある。どのような人が取引相手かを見極めることは難しいので、リスクを覚悟して利用するしかない。チケットにおいては譲渡や転売は禁止されていることも多いため、ルールを知り、ルールを守ることが、自分を守る行動に繋がることを覚えておいてほしい。

相談内容(2015年12月・青少年女子)

通販サイトで会員登録をして商品を注文したが、詐欺サイトかもしれない。まだ支払いはしていないが、住所と名前、自分のメールアドレスと携帯の電話番号を知られてしまった。このあとどう対処すればいいのか。

アドバイス

不安に思う個人情報については、送ってしまった情報を相手から取り戻すことは不可能である。相手に渡してしまった情報がどのように使われるのかをコントロールしたり、利用を止めることも難しい。念のため、サイトの名称やURL、登録した情報等を保存して残しておくと良い。また、利用規約も確認し、どのような理由であればキャンセルができるのか、退会の方法など確認しておくことを勧める。なお、未成年者が親の同意なく商品を購入することを禁止しているサイトはたくさんある。万が一のために、保護者の助けを借りる準備をしておくと良いだろう。安易にお金を払わずに、相手から何らかの連絡があった場合には、保護者へすぐに相談することを勧める。

ポイント

PCやスマートフォンから簡単に買い物ができるのがオンラインショッピングの便利な点だが、インターネット上の取引では、相手と直接顔を合わせることはなく、商品を手に取ることもできない。偽サイトも存在するので注意が必要である。トラブルに遭わないためには、販売業者の名前や住所などの基本情報や、キャンセルのルールなどがサイトに記載されていることを確認し、個人情報の取り扱い方針もチェックする必要がある。青少年は一人で判断せずに、保護者と相談しながら利用の可否を見極めてほしい。

※ここに掲載してある相談事例は一つの参考例として掲載したものです。
同じようなトラブルであっても、個々の状況が異なるため、解決内容もそれに従い違ってきます。

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