相談事例
架空請求
相談内容(2025年11月・青少年女子)
アダルトサイトの年齢確認画面を誤ってタップしてしまい、お金を請求する画面が表示された。誤操作ならこちらから退会できる、というボタンがあったので押下し、そこからメールを送信したが、お金を請求されてしまうのかとても心配だ。メールアドレスから電話番号や住所が知られてしまうことはあるか。退会申請を送ったときのメール履歴は削除した方が良いか。
アドバイス
請求の画面が表示されたとしても、有料契約に同意をしていなければ契約は成立していないと考えられるため、お金の請求には無視するのが安全な対応である。今回メールを送ってしまったため、今後不審なメールが届くかもしれず、その際は無視をするか、不安ならこたエールに再度相談してほしい。住所や電話番号などの情報は、自分自身で入力していない限り、メールアドレスだけから相手に知られる可能性は低いだろう。退会申請を送ったときのメール履歴は今後何かあったときのため、しばらく証拠として残しておくと良いだろう。
ポイント
従来からあるワンクリック請求のトラブルであり、画面の表示をよく読み、落ち着いて操作をすることで避けられる。性的なコンテンツに関心があってもサイトの利用規約を確認し、ルールを守ることで、トラブルに巻き込まれずに済むことを理解してほしい。今回のように年齢確認のボタンを押しただけで高額な料金の請求画面が表示されるのはよくある手口であり、安易にボタンをクリックしないことが大切である。
相談内容(2025年7月・青少年男子)
調べものをしている最中に、18歳未満禁止と書かれたサイトにアクセスしてしまい、契約完了と画面に表示された。よく見ると、高額な料金請求について記載されていたので、画面の案内のとおりに電話でキャンセル手続きをした。その際、画面に表示されていた数字を聞かれて伝えてしまった。請求が本当に取り消されているか不安がある。
アドバイス
契約完了の画面が表示されたとしても、利用規約や有料契約に同意をしていなければ契約は成立していないと考えられる。お金の請求には無視するのが安全な対応である。ただしキャンセルの連絡をしたことで相手に電話番号が伝わり、今後、相手から電話がかかってくるかもしれない。着信拒否や、知らない番号からの電話には出ないなどの対応を、保護者にも相談しながら一緒に考えてもらうとより安心である。
ポイント
契約が成立していないのに焦らせる画面を表示し、電話やメールで連絡をさせようとする架空請求サイトがあることを知っておくことが大事である。青少年は、年齢制限があるサイトを利用しようとすることでトラブルになりやすいため、初めて見るサイトでは規約をよく読み、先に進んで良いか確認することが大切である。興味本位の行動はせず、ルール守ることが自分の安全を守ることにつながる。
相談内容(2025年1月・青少年女子)
アダルトサイトを検索し、年齢確認で「18歳以上」をクリックしてサイトを開いてしまった。その後は小さい文字で何が書いてあるのかよくわからず何かボタンを押したら、高額なお金を請求する画面が表示された。間違えた場合の連絡先に電話をしたが、時間外で繋がらなかった。架空請求なので無視して良いと思うが心配になった。
アドバイス
年齢の質問に答えただけでは有料契約に同意をしたとは言えず、規約に同意したり、申し込みの意思表示をしていないのであれば、契約は成り立っていないと考えられる。このまま何もしなくて良いが、画面のスクリーンショットなどが残っているのであれば保護者にも見てもらうと良い。また、相手から電話がかかってくるかもしれないので、着信拒否の設定などで対応し、非通知や知らない番号からの電話にも十分に注意をしてほしい。
ポイント
インターネットを見ていて意志に反してお金を請求されてしまった場合は、従来からある架空請求サイトの可能性があると考え、何もせずに画面を閉じることが正しい対処である。高額な請求や期限が表示されていると焦ってしまうが、利用者を不安にさせてお金を支払うように仕向ける手口だと考えて、冷静に対応することが大事である。一方で青少年の場合は興味本位で年齢を偽る行為は危険である。このようなトラブルに出会わないためにも、サイトの規約をよく読み、ルールを守って安全に利用してほしい。
相談内容(2024年7月・青少年男子)
アダルトサイトで何かのボタンをクリックしただけで高額請求された。 退会申請のために何度もメールを送ってしまった。
アドバイス
有料契約が成立するためには、利用者の承諾の意思表示が必要であり、利用規約や有料契約に同意をしていないなら、契約は成立していないといえる。この場合は退会をする必要も、お金を支払う必要もないため、きっぱりと無視をしているのが適切な対応である。相手にメールをしたことで連絡先が伝わり、今後は迷惑メールが増えるかもしれないため、迷惑メール防止設定などの対策をとってほしい。
ポイント
従来からアダルトサイトや出会い系サイトなどに多いワンクリック請求の手口と考えられる。このような危険なサイトにつながる経路は、検索結果、迷惑メール、SNSに送られてくるDMのリンク、広告など多数あり、意図せず誘導されてしまうこともあるので注意してほしい。もしも開いてしまったときには、興味があったとしても先に進まずにサイトから離れたり、画面を閉じることでトラブルを未然に防ぐことが大事である。
相談内容(2024年2月・青少年男子)
スマートフォンでゲーム関連のサイトを見ていたときに広告をタップしてしまい、アダルトサイトが開いた。18歳以上かの質問に「はい」を選ぶと、「登録ありがとうございます」という画面が出てお金を請求された。ワンクリック請求のことは知っていたのですぐに画面を閉じた。サイト側にはメールも電話もしていないが個人情報が漏れていないか心配になっている。
アドバイス
年齢の質問に答えただけでは有料契約に同意をしたとは言えず、契約は成立していないと考えられる。一方的に請求されているのであればワンクリック請求の手口であり、請求に応じる必要はないだろう。電話をかければ電話番号が伝わり、メールを送信すればメールアドレスが知られてしまう可能性があるが、サイトにアクセスしただけでは個人情報などは知られていないと考えて、このままきっぱりと無視をすることが適切な対応である。
ポイント
インターネット上には広告収入によって運営されているサイトも多数あり、中には危険なサイトに誘導されるような広告も潜んでいる。スマートフォンの小さな画面では、うっかり広告をタップしてしまうこともあるので注意してほしい。 意図しないサイトが開いたときには、お金を請求されるトラブルのほか、不正なアプリをインストールさせられ、ウイルス感染に繋がる危険もある。興味があったとしてもすぐに画面を閉じ、閲覧履歴も消去するなどでトラブルを防ぐことが大事である。
※ここに掲載してある相談事例は一つの参考例として掲載したものです。
同じようなトラブルであっても、個々の状況が異なるため、解決内容もそれに従い違ってきます。







