相談事例

交友関係

相談内容(2026年8月・青少年女子の保護者)

娘がSNSの配信者と会うと言っている。相手は成人で、ライブ配信では視聴者と雑談をしており、視聴者と会う約束をしたり、性的な発言もしている。娘がその人と別の配信者と一緒に遊びに行こうと誘われていることがわかった。最近、娘の様子がおかしくて、一日中スマートフォンを見るようになり、娘のスマートフォンを見てこのことを知った。この件では娘とずっと話し合っているが折り合わない。SNSをアンインストールし、制限もかけたのだが、別のアプリでやり取りをしている。

アドバイス

インターネットで知り合った人と会うことについては、子供の気持ちに理解を示しながら、保護者としてどのような点を心配しているのかを具体的に伝えることが大切である。そのうえで、SNSを安全に利用できるよう、危険につながる行動や身を守るためのルールについて、家庭であらためて話し合ってほしい。フィルタリングやペアレンタルコントロールを利用して、制限を設けることも有効であるが、一方的に禁止にするのではなく、まずは、なぜ会うことに反対しているのか、どのような危険を心配しているのかを具体的に伝え、子供の気持ちも聞きながら話し合ってほしい。禁止だけが唯一の正解とは限らないため、親子で丁寧に話し合い、納得できる形を見つけてほしい。

ポイント

インターネット上で知り合った人と直接会うことは、楽しいことばかりではなく多くの危険が伴い、実際に性被害や命の危険につながった事件も起きている。相手がどのような人物なのかを見極めることは容易ではない。また、保護者が利用制限を設けても別のアプリを利用して連絡を続けようとする場合には、相手との関係に強く依存していたり、相手を信頼し切っていたりする可能性も考えられる。このような状況では、一方的な禁止だけでは反発を招き、かえって保護者に隠れて行動することにつながるおそれがある。そのため、保護者は子供の気持ちを否定するのではなく、なぜその相手に会いたいのか、どのようなやり取りをしているのかを把握しながら、具体的な危険性について繰り返し説明することが重要である。子供の安全を最優先にしながら、家庭内で継続的にコミュニケーションを取ることが被害の未然防止につながる。

相談内容(2026年4月・青少年男子の保護者)

子供がオンラインゲームで知り合った相手と実際に会っていたことが分かり、防犯面で非常に不安を感じている。子供は「このゲームは利用者の安全性を確認しているから問題ない」と主張しているが本当だろうか。配偶者も子供の交友関係に楽観的であり、家族間での認識のズレにも悩んでいる。

アドバイス

ゲーム運営側が全利用者の安全性を審査することは現実的ではなく、インターネット上では年齢や性別などを簡単に偽ることができることをまずは保護者が正しく理解してほしい。家族全員でインターネット利用の危険性について共通認識を持ち、あらためて家庭でのネットのルールを話し合うことを勧める。子供が保護者に状況を話をしてくれたことは、良好な関係が築けている証拠でもあるため、子供の気持ちを否定せず受け止めつつ、実際に会うことの具体的な危険性や、なぜ保護者が心配しているのかを丁寧に伝えることが大切である。

ポイント

ネットには本当か疑わしい情報も多く掲載されており、子供は「ゲームやアプリを楽しみたい」という気持ちが優先するあまり、自分に都合の良い情報を鵜呑みにしてしまう傾向があることを保護者は念頭に置いておく必要がある。トラブルを未然に防ぐためには、日頃から親子でコミュニケーションを重ね、どういったことを心配しているのか子供にきちんと伝えておくことが肝心である。

相談内容(2025年11月・青少年女子)

私がプレイしているゲームのスキン(キャラクターの見た目)や、私のSNSアカウント名にあえて似せている人がいる。不安になりゲームアプリのアカウントを作り直したのだが、またその相手に特定されるなど、インターネット上での付きまといが続いている。私は複数のSNSのアカウントを持っていて、学校名など少し自分のことを書いてしまっていた。非公開アカウントなので大丈夫だろうと思っていたのだが、住所などを相手に知られていないか不安になっている。

アドバイス

ゲームやSNSの規約に反した使い方をしているユーザーは運営に通報したり、相手をブロックする選択肢があるが、実生活でも不安も感じるようであれば、インターネット上の問題であっても、すみやかに警察に相談してほしい。相手のことで知っている情報(ゲームやSNSのアカウント名など)、相手とのやり取りや投稿は スクリーンショットなどに保存して証拠に残しておくことを勧める。心配事を増やさないように、自分自身のSNSの投稿内容も見直し、個人につながるような情報は削除しておくと良いだろう。

ポイント

学校名はそれだけで特定の個人に結び付く情報ではないものの、生活圏を知られてしまうリスクがある。また、SNSに自身の特定には結び付かない断片的な情報を投稿したつもりであっても、過去の投稿や別アカウントで発信された情報を組み合わせたり、さらにそのアカウントで同じ学校の友人が多くフォロワーになっている場合、フォロワーが発信している情報とつなぎ合わせることで、自身を特定されてしまうことも考えられる。非公開のアカウントであってもフォロワーを経由して情報が流出する可能性もある。一度相手に知られた情報を取り戻すことはできないため、インターネット上の情報発信は慎重に行いたい。

相談内容(2025年8月・青少年女子の保護者)

娘が仲の良い男子とメッセージアプリでやり取りをしているが、性的な動画のURLや不適切な話題を送られていることがわかった。娘は相手にしていないようだが、思春期なので興味本位で性的動画を見るのは良くないと思うので注意したい。スマートフォンの中身を見たことを伝えると娘が怒って話し合いにならない可能性があるため、話し合いの仕方に悩んでいる。

アドバイス

性に興味を持つことは自然な成長の変化と考えることができるが、メッセージアプリのやり取りにおいては、今後、エスカレートする懸念はあるため注意が必要である。たとえば男子が自身の自画撮りを送ってきたり、自画撮りを送ってほしいと要求した場合は違法にもなり得る。保護者としては子供のスマートフォンを見たことを伝えるかどうか悩むと思うが、子供には保護者の思いや性的なやり取りの具体的な危険性を伝えられると良いだろう。必要に応じて、こたエールホームページに掲載の各種パンフレットも活用できると良い。何か困ったことが起きた時には必ず保護者に相談することを約束しておくことも勧める。

ポイント

メッセージアプリのような1対1のやり取りは周囲から見えにくいこともあり、トラブルが深刻化することがある。子供が相談をためらったり、この事例のように保護者が問題に気づいても言い出しにくいこともあるが、放置すると、より大きなトラブルになる懸念もある。このため、保護者は日頃から子供と会話を重ね、スマートフォンの使い方やオンラインでのやり取りについて把握できると良い。子供が安心して相談できる関係を築くことが大切であり、必要に応じて適切なサポートを行い、トラブルの予防につなげてほしい。

相談内容(2025年4月・青少年女子)

匿名のチャットルームで知り合った同年代の人と、2人だけのチャットルームを作り顔写真を見せ合うことになり、背景などはぼかして顔写真を送った。その後、写真を削除してほしいとお願いして、削除されたと思うが心配になり、消した証拠の画面を見せてほしいとお願いしたところ、相手がチャットルームを退会してしまい連絡が取れなくなった。

アドバイス

写真も含め相手に伝えた情報を取り戻すことは難しく、相手が本当に削除したのかを確認することも、インターネット上では難しい。今後、万が一自分の写真がインターネット上に掲載されているのを見つけたときには、削除依頼をするなどの対応をとっていくことになる。今は同じことを繰り返さないように今回の出来事をしっかり振り返ることが大事である。

ポイント

インターネット上では身元を簡単に偽ることができるため、相手が同年代、同性だと言っていたとしても、よく知らない人との1対1のやり取りは避けるのが安全である。写真や動画についても、相手だけに送ったつもりが、不特定多数に拡散されてしまった被害も起きているため、送ってほしいと要求されても、興味があっても断る勇気を持ってほしい。送ってしまった情報を取り戻すことは難しいが、今後のトラブル防止のために、インターネットとの安全な付き合い方を身につけられると良い。

※ここに掲載してある相談事例は一つの参考例として掲載したものです。
同じようなトラブルであっても、個々の状況が異なるため、解決内容もそれに従い違ってきます。