相談事例
フィルタリング関係
相談内容(2019年2月・保護者・青少年男子)
息子の進学が決まったばかり。合格したらスマートフォンを買う約束をしているのだが、懸念していることがある。過去にゲームにはまったことがあり、部屋に篭り昼夜逆転の生活が続いていた。ゲームで興奮すると暴力的になることもあった。使い過ぎが心配なので、時間制限やアプリの禁止方法などを知りたい。
アドバイス
購入前に再度利用ルール、親子の約束事を話し合うことを勧める。スマートフォンは親が購入して貸し出している意識を持ってほしい。子供が自由に使えるオモチャでもないことを理解してほしい。また、フィルタリングを必ず利用してほしい。フィルタリングによって利用時間の設定もできるので、昼夜逆転の生活にならないための対策になるだろう。フィルタリングの詳しい設定方法は、購入する店舗で案内してもらえるが、日常の運用と管理は保護者が行う必要がある。課金防止やパスワードの取り扱いなども保護者にしっかり管理をお願いしたい。
ポイント
「青少年インターネット環境整備法」により、18歳未満が利用する携帯電話やスマートフォンにはフィルタリングの利用が義務付けられている。保護者はフィルタリングを設定するだけでなく、子供の適切なインターネット利用を見守る役割を担っている。フィルタリングは万能というわけではないため、ルールで決めた利用時間、アプリの使い方などを子供が守れているか、保護者が関心を持ち、適切な声がけ、話し合いを欠かさないことが大切である。
※ここに掲載してある相談事例は一つの参考例として掲載したものです。
同じようなトラブルであっても、個々の状況が異なるため、解決内容もそれに従い違ってきます。