相談事例
交友関係
相談内容(2021年3月・青少年性別不明)
匿名のチャットアプリで知り合った人が、最初は相談を聞いてくれていたが、急に会いたいと言われた。断ってもしつこく言われるのでブロックしたが、落ち着かなくて解除すると、ブロックしたことを責められた。ブロックをせずに会話が終わるようにしたい。
アドバイス
インターネット上の相手と話し合いが難しくなったときには、機械的な制限を使うことは悪いことではなく、躊躇することなく利用してほしい。ブロックするときには、ほかにも繋がっているアプリ、相手にアカウントを知られる可能性のあるアプリも同時にブロックするなどの対処をしておくとより安心である。相手が身近な友達であれば、妥協をしながら友達関係や学校生活を続けていかなくてはいけないかもしれないが、インターネット上だけの知り合いで、個人情報を伝えていないのであれば、一方的に繋がりを遮断することができる。こうしたインターネットの特性もふまえたうえで、自分にとってより安全な判断をすることを勧める。
ポイント
インターネット上であっても、お互いに丁寧な言葉を使ったり誠実に対応することが大事だが、中にはルールやマナーが通じない人もいる。無理なことを言われたり断ってもしつこくされたら、ブロックして相手から離れることが、インターネットの特性を利用した賢い解決法だと考えてほしい。関係が良好な時には思いつかないかもしれないが、自分の安全を守るためにも、相手が信頼できる人だと思ったとしても、インターネットで出会った人には連絡先や個人情報を簡単に教えないことが大事である。
相談内容(2021年2月・青少年女子)
仲の良い友達にSNSをブロックされた。ブロックされる心当たりはない。その友達は最近、他の友達と仲良くしていて、自分だけ仲間外れにされている。距離を置いたほうが良いのか、話し合いをしたほうが良いのかわからない。
アドバイス
インターネットを通じた出来事であったとしても、解決すべき問題は人間関係だったり、学校生活だということを忘れてはならない。話し合うのが良いかのか、距離を置くのが良いか悩んでいる気持ちを学校の先生やスクールカウンセラーの先生、保護者にも相談してみることを勧める。もちろん友達と直接話すことも大事であり、会ったときに挨拶をして自然に会話のきっかけを作ってみると気持ちを伝えやすいかもしれない。
ポイント
SNSは、電話やメールよりも気軽なコミュニケーション手段として便利な道具だが、ブロックや無視が相手への意志表示になったり、ブロックをされれば友達関係を完全に否定された気分になってしまうこともある。そのようなときには、SNS上だけで対処しようとするのではなく、対面でのコミュニケーションを大切にしてほしい。現実の世界でも友達関係がうまくいっていないようなら、すっきりしない気持ちを一人で抱え込まずに、保護者や先生にも相談して一緒に考えてもらうことが大事である。
相談内容(2021年1月・青少年女子)
SNSで知り合った人と仲良くなり、ほかのメッセージアプリの連絡先を交換した。最初は雑談をしていたが、性行為をしたいと言われたので断った。すると個人情報を友達や学校にばらすと脅された。これ以上関わりたくないと思いブロックしたが心配になっている。
アドバイス
相手に渡してしまった情報がどのように使われるかは相手次第であり、利用を止めることも難しいが、相手の無理な要求に従うことでさらにトラブルが大きくなる可能性もあるため、断ったのは正しい判断である。インターネット上での機械的な対処としては、SNSの運営会社に通報することを勧める。相手の行動を予測することは難しいため、これ以上一人で対処するのではなく、保護者や学校の先生など身近な大人にお話して助けてもらってほしい。脅されていることから警察にも相談してほしい。
ポイント
SNSで知り合った人と直接会うなどして、青少年が性被害にあってしまった事件が実際に起きている。この事例のように、相手の要求を断りブロックしたのは勇気のいることだが賢明な対応だったと言える。インターネット上で危険だと感じたら、相手から離れることが大事である。しかし、すでに相手に伝わった個人情報を取り戻すことや、相手の行動を予測したりコントロールすることは難しいため、現実世界で身を守るために、周囲の大人の助けを借りてほしい。
相談内容(2020年12月・青少年女子)
SNSで間違えて繋がってしまった人からメッセージが届き、まったく知らない人だったが断れなくて音声チャットで会話をした。会話は性的な内容が多かったのでこれ以上はあまり関わりたくないが、顔写真を要求され、マスクをつけて加工して送ってしまった。名前なども教えたのでどうしたら良いか。
アドバイス
インターネット上だけでやり取りをしている人とは、不安を感じたらブロックをするなどして連絡を断てると良いが、個人情報を教えており、相手の反応を予測することが難しいときには慎重に考える必要がある。相手から連絡があっても少し様子を見ながら、できれば保護者にもお話しして、相手と連絡を断てるように一緒に手伝ってもらってほしい。
ポイント
自宅で過ごす時間が増え、SNSを利用する機会も増えているかもしれない。SNSは直接会えない人たちと繋がることができる反面、意図せず知らない人と繋がってしまうこともあるので注意が必要である。伝えて良い情報、伝えてはいけない情報は何かを相手に応じて考え、無理な要求をされたときには相手から離れることが安全な対応である。困ったことがあったら一人だけで判断して対応せずに、保護者や家族と一緒に考えてもらいながらSNSの安全な利用方法を身に付けてほしい。
相談内容(2019年10月・青少年女子)
数年前、SNSグループで知り合った人と個人チャットでやり取りをした。趣味が同じで最初は雑談をしていたが、ある日、顔写真を相手に送ってしまった。後になって調べてみると写真には位置情報が付いていて細かい住所はわからなくとも都道府県や市までは特定されることがあると知り不安になった。
アドバイス
相手に渡してしまった写真や個人情報は取り消すことも、取り戻すことも難しく、拡散されるかどうかも相手次第になってしまう。相手の行為をコントロールすることはできないことをしっかり理解してほしい。今後、個人情報がインターネット上に投稿されたり悪用されるようなことがあれば、その時に最善の対応をとることになる。今回の経験を生かし、インターネットで知り合った人に安易に個人情報を伝えることは控えてほしい。
ポイント
デジタル機器で撮影する写真には、撮影した場所や日時、シャッタースピード、解像度、機種名などを記録することができる。これらはExif(イグジフ)情報と呼ばれる。便利な機能だが、 インターネット上に載せたり、誰かに送信するときには注意が必要である。 撮影時に端末のGPS(位置情報)がオンになっていると、撮影場所の特定につながる情報が知られてしまう。サービスによっては位置情報などが自動的に消去されるものもあるが、十分に注意を払ってほしい。
※ここに掲載してある相談事例は一つの参考例として掲載したものです。
同じようなトラブルであっても、個々の状況が異なるため、解決内容もそれに従い違ってきます。