相談事例
交友関係
相談内容(2019年7月・青少年女子)
数年前、オンラインゲームで出会った人と仲良くなり、メッセージアプリの連絡先を交換した。相手も女の子でお互いに写真を送り合ったりした。トラブルも起きていないが、交換した写真の中には制服姿もあり急に不安になった。
アドバイス
相手に伝えた個人情報や送った写真を取り戻すことは難しく、 どのように使われるのかは相手次第である。自分ではコントロールできない。本人に無断で顔写真を拡散するような行為は、権利を侵害する行為である。万が一、自分の顔がはっきりと分かるような写真をインターネット上で無断で掲載されているのを見つけた時には、その時に削除の対応をしていくことになる。
ポイント
インターネットで知り合った相手に個人情報や写真を送ってしまった後で不安を抱えてしまう青少年からの相談は非常に多い。相手に渡してしまった情報を取り戻すことは難しいが、このような体験は、自分自身のインターネットの使い方を見直したり、インターネットとの安全な付き合い方を考えるきっかけになるだろう。インターネットの世界も、現実の世界と同様に、危険な場所もあれば悪意を持った人もいる。現実の世界で危険だと思う行為は、インターネットの世界でも危険だと考えてほしい。困ったときには一人で抱え込まずに、信頼できる身近な大人に相談して助けてもらうことが大事なことである。
相談内容(2018年8月・保護者・青少年女子)
娘に写真共有アプリなどのSNSの利用を許可しているが、最近その使い方が気になっている。友達との共有アカウントを多数作ったり、知らない人とやり取りをしたり、趣味で知り合った人とグッズの取引をしている。知らない人に個人情報を教えたりするのは危険だと思うが、注意をすると喧嘩になってしまう。危険な使い方をしてほしくないのだが、どこまで許容して良いのか。
アドバイス
SNSの利用は、学齢によってはフィルタリングを利用することで制限される。これは一般的にはコミュニケーション能力がまだ未熟な子供にはふさわしくないと判断されているためである。子供にとってSNSの全面禁止が受け入れられないと思われる場合は、妥協点を話し合うのが良いだろう。知らない人との出会いの危険、個人情報を悪用される危険など、どんな行為が危険なのかを具体的に盛り込んだ利用ルールを決めることを勧める。
ポイント
インターネットを通じたコミュニケーションが日常的になり、SNSの利用ルールについても親子で話し合うべき重要な事柄になっている。忘れてはならないのは、SNSは知らない人と出会うための道具ではないという点である。何のためにSNSを利用するのか目的をはっきり決めたうえで、どうしたら楽しく安全に付き合えるのかを話し合ってほしい。心配事が起きたときには躊躇せず保護者に相談することもルールとして決めておくと良いだろう。
相談内容(2018年7月・青少年女子)
あるグループのファンだけが入っているSNSグループがあり、私とその相手が同じ都道府県に住んでいることから個別の会話をするようになり仲良くなった。相手は同性で学年も知っている。ある日今度遊びに行こうと言われた。遊びに行きたいが、初めて会うことを考えるととても不安になる。やっぱり行かないほうが良いのかなと思う。
アドバイス
インターネット上のやり取りでは相手の顔が見えない。相手が写真を送ってきたとしても、それが本当かどうかの確証はなく、会わない選択が正しいだろう。これまでのやり取りについて保護者や家族にも意見を聞き、参考にしてほしい。一緒に出かけることになったとしても、一人で行くのではなく保護者や家族と一緒に行動してほしい。
ポイント
インターネット上では共通の趣味を持つ人と簡単に知り合うことができる。会話が弾めば直接会って話しがしたくなることもあるだろう。学校の同級生とは違う楽しみがあるかもしれない。しかし、顔が見えない以上、相手の年齢や性別を確かめることは難しく、相手が人格を偽っていたとしても見極めることが難しい。普段から学校で会っている身近な友達とはまったく違うことをよく理解し、インターネットで知り合った人との交際範囲はインターネット上だけに留めておくのが安全だと考えてほしい。
相談内容(2017年11月・青少年女子)
友達募集アプリで知り合った人と連絡先を交換をして友達になった。その人から「写真を見せて」と言われ、写真加工アプリで撮影した写真を送った。すると、「かわいいね」と言われ、次に「全身を見せて」と言われた。全身は嫌だと思い、返事をしないでいると、「だめなの?」と言われた。相手とは直接会ったりしていないので、どこの誰でどういう人かはわからない。これからどうしたら良いか。
アドバイス
すでに送ってしまった写真は取り戻すことができない。相手に渡した写真がインターネットに載せられてしまう可能性もあり、全身の写真を拒否したことは正しい対応である。今後、やり取りを続けることで、さらに写真を要求されるかもしれない。もしも洋服を着ていない写真を要求されて送ったりすると児童ポルノ禁止法違反になってしまう。相手をブロックして一切関わらないことを勧めるが、一人だけでやり取りをするのではなく、保護者の方に相談して一緒に対処してほしい。
ポイント
インターネットを介して出会う相手の性格や本当の目的を見抜くことは大人でも難しい。最初は相手が良い人だと感じられたとしても、要求に応じて自画撮り写真を渡してしまった後で、悪用や脅しへと発展した事例も数え切れない。顔写真も大切な個人情報だと理解し、撮影することも踏みとどまってほしい。出会いに繋がるアプリの多くは、利用規約によって年齢制限が定められていたり、連絡先の交換が禁止されている。それは、規定の年齢に達していない青少年が利用するには危険が伴うということである。利用規約の意味を理解し、ルールは必ず守ってほしい。
相談内容(2017年8月・青少年女子)
SNSを通じて仲良くなった人と、メッセージアプリでやり取りをするようになった。相手から会いたいと言われたが、危険なことだと思い、すぐには会えないと伝えていた。その後もメッセージのやり取りが続いたが、相手が通話をしたいと言ってきたので、親にばれて一切関わりを持たないよう言われたと嘘をついた。相手をブロックしたが、付きまとわれたり、個人情報をばら撒かれる可能性があるのが怖い。
アドバイス
自分自身がSNS上に公開していた情報や相手に伝えた情報を取り戻すことは、ほぼ不可能である。また、その情報がどう使われるかは相手次第である。相手が利用するのを止めさせることも難しいと考えてほしい。SNSの過去の投稿などから、個人を特定される可能性もないとは言えないだろう。万が一、身近で不審な人に出会うようなことがあれば、一人で解決しようとせず、身近な大人にお話して、警察へ相談してほしい。インターネットで知り合った人に個人情報を伝えてしまうと様々なトラブルに発展する可能性がある。今後、インターネットで知り合った人には安易に個人情報を伝えないよう、あらためてインターネットを利用するための正しいモラルやルールについて考えてほしい。
ポイント
インターネット上で知り合った人と直接会った結果、青少年が被害者となるような事件、トラブルが実際に起こっている。この事例のように、会う前に連絡を絶ったのは適切な対応だったと言えるだろう。インターネット上では、危険だと感じたら相手から離れることが自分を守ることに繋がる。しかし、すでに相手に伝わった個人情報を取り戻すことや、それがどのように利用されるのかをコントロールすることは難しい。インターネット上の気軽なやり取りであっても、自分のプライバシーは自分でしっかりと守る意識を忘れてはならない。
※ここに掲載してある相談事例は一つの参考例として掲載したものです。
同じようなトラブルであっても、個々の状況が異なるため、解決内容もそれに従い違ってきます。