相談事例
交友関係
相談内容(2022年12月・青少年女子)
SNSを通じて知り合った子と仲良くなり、名前などを教え合い、直接会って遊んだこともある。しかしその子のことが苦手になり無言で連絡を断ってしまった。すると相手から脅しのような発言があり、個人情報を拡散されないか不安になった。
アドバイス
SNSでの出来事だが、解決しなければならない問題は人間関係であり、個人情報を拡散されないようにするには相手との会話が必要だろう。メッセージのやり取りだけでは真意を伝え合うのが難しいので、直接会う、電話をかけるなどの方法で解決できるのが良い。相手がどのような態度であっても、挑発するような言葉遣いをしてきても、常に冷静な態度で正しい言葉を使うことがトラブルを大きくしないコツである。それでも相手の行動はコントロールできるものではないため、今後、もしも個人情報などがインターネット上に掲載されているのを見つけたら、その時に削除に向けた対応をとることになる。
ポイント
インターネットで知り合った人に個人情報を教えたり実際に会ったりしてしまうと、その時点でインターネット上だけの知り合いではなくなり、トラブルが起きた時にはインターネット上だけで解決できる問題ではなくなってしまう。個人情報を教えていなければ、相手をブロックするなど安全な方法で関係を断つこともできるため、気が合うと思った相手であっても、安易に写真や個人情報を教えたりSNS等に投稿することは避けたほうが良い。インターネット上の友達とより安全に付き合うためのルールを決めておくことも大事である。
相談内容(2022年9月・青少年女子)
友達からのメッセージの返事が遅く、直前までやり取りをしていたのに読まれるまでに時間がかかることもある。翌日の予定を話しているのに返事が翌日になる人もいる。早く返事がほしい。
アドバイス
送ったメッセージが読まれるまでに時間がかかったり、返事がないのには何か理由があるのかもしれない。たとえば、食事や入浴の時間になったり、電話がかかってきたのかもしれない。早く返事がほしいときでも、相手の状況によっては返事ができないこともあるので、焦らずに気持ちを軽くして待ってみることも大事である。
ポイント
インターネットを通じたやり取りの便利なところは、自分の都合が良いときにメッセージを送ったり、届いたメッセージを読んだりできる点である。相手に返事を急がせたり、読まれなくて焦ったりすることなく、便利な特徴を上手に使いこなしてほしい。インターネットの向こう側にいる相手の状況はスマートフォンの画面を見ただけではわからないため、想像して悩むのではなく、直接会ったときに気持ちを話せると良い。
相談内容(2022年7月・青少年男子)
元同級生と口論になり、それが原因でメッセージアプリのグループに個人情報を投稿された。グループには相手の学校や他校の人も含まれている。謝ってほしいが相手が謝罪に応じない。反省もしていない様子なので、インターネットの掲示板のような場所にも拡散されないか心配している。
アドバイス
文字だけのやり取りでは言葉がきつくなったり、無責任な発言になりがちなので、メッセージアプリでの言い合いはどこかで終わらせたほうが良い。スマートフォンを使った出来事だが、相手との関係を解決するために直接の話し合いが必要かもしれない。当事者だけでの解決が難しいときには、身近で手伝ってもらえる人がいると良いと思う。家族、学校の先生、スクールカウンセラーの先生にもお話しすることを勧める。住所や個人情報を本人の許可なくインターネットに載せることはルールやマナーに反する行為なので、もしも拡散されるようなことがあればそのときは削除に向けて対処していくことになるだろう。
ポイント
インターネットを通じたメッセージのやり取りでは、些細な口論がきっかけで徐々に過激になり関係が悪化しやすい。発信したメッセージは履歴に残るため、読み返すことでさらにお互いに感情が高ぶってしまうこともある。このため、インターネットを通じて口論になってしまったときには、いったん画面から離れて冷静になることが、状況をエスカレートさせないコツである。相手が身近な友達の場合には、インターネット上だけで解決しようとせずに、直接会って話し合うことも大切にしてほしい。インターネットはコミュニケーションの手段の一部である。喧嘩の道具にならないように気を付けてほしい。
相談内容(2022年5月・青少年女子)
リアルの友達がSNSを利用しはじめており、友達がSNSに載せる写真を撮るために別の子と遊んでいるのが見えて辛い。一緒にご飯を食べに集まっても皆スマートフォンばかり見ている。自分もSNSに写真を載せたら幸せそうに見られると思うが、載せたくない。疲れてしまった。
アドバイス
SNSの利用目的や自分の考えをしっかりと持っているのは大切なことである。SNSやスマートフォンの使い方は人それぞれであり、どのように使うかは各自が決めるものなので、自分が友達とは違うと感じることも起こってしまう。そのことで辛いと感じた時は、SNSの利用を一時的に休止したり、SNSを見ない時間を作ることも必要かもしれない。友達との付き合い方に悩むときには、身近な保護者や学校の先生にも相談してほしい。
ポイント
SNSは情報を収集したり、友達とコミュニケーションを取り合うなど、便利で楽しいツールである反面、SNSを見ることがストレスに感じることもある。他人の楽しそうな一面だけを切り取った写真を見たり、親しい人の行動で見たくない情報まで目に入ってしまい、気分が落ち込んでしまうこともある。こうした「SNS疲れ」の状態になったら、SNSとの距離を見直す機会かもしれない。友達の価値観も尊重しながら、無理をせず自分に合ったSNSの使い方に自信を持てると良い。
相談内容(2022年3月・青少年女子)
SNSにフォローリクエストがあり、相手のアカウントを見てから承認した。その後ダイレクトメッセージで挨拶されたので、相手が投稿している写真や文章をよく見てみると、日本語がおかしいと感じた。結局、返信はしなかった。このまま放置していて良いのか心配になっている。
アドバイス
SNSに投稿されているプロフィールや写真が本当かどうかを確認する術がなく、相手が嘘をついていても見抜くことは難しい。性別や年齢も含めて相手の情報が本当かどうかはわからず、相手がフォローしてきた目的もわからない。このまま放置するのも1つの対処法だが、少しでも不安を感じるようであれば、SNSの機能を使って相手をブロックすることも検討すると良い。今後は、知らない人からのフォローリクエストがあったときには、これまで以上に慎重になったり、知らない人からのフォローは承認しないなど、安全に使うためのルールをこの機会に考えておくと良いだろう。
ポイント
SNSによって現実世界にはない新しい友達関係が生まれる反面、知らない人と出会うことには危険が伴うこともしっかり意識してほしい。SNS上では相手の素性はわからず、他人になりすますことも簡単にできてしまう。良い人だと思ったとしても、親しくなってから相手に要求されて顔写真や裸の写真を送ってしまったり、実際に会ったことによるトラブルが後を絶たない。この出来事をきっかけに、顔が見えない相手と繋がることのリスク、インターネットやSNSとの付き合い方を見直すことができると良い。利用するSNSの利用規約もよく読み、ブロックや通報機能、安全な使い方を理解しておくと良い。
※ここに掲載してある相談事例は一つの参考例として掲載したものです。
同じようなトラブルであっても、個々の状況が異なるため、解決内容もそれに従い違ってきます。