相談事例

迷惑メール

相談内容(2013年5月・青少年男子)

登録した覚えのないサイトから請求メールが届いた。その内容は「料金が未払い」などや「差し押さえ」というメールである。どうすればいいか?実際に差し押さえられるのか?

アドバイス

知らない人(サイト)からのメールというのは「迷惑メール」「スパムメールと呼ばれるものである。迷惑メールの内容は沢山あり、今回のように金銭を要求するもの、恋人や友達勧誘のメール、出会い系サイトへ誘導するメールなどがある。いずれにしても知らない人からのメールは開かずに捨ててしまうことが大事である。書かれているURLにアクセスしたり、メールに返事をすると更なるトラブルに繋がる恐れや、迷惑メールを増やす原因になる。利用していないサービスの料金を請求されており、何の予告もなく突然の差押えは考えられない。お金を取り立てられるようなことをしていないのであれば差押えされるはずがないので心配する必要はない。

ポイント

心当たりがないのにお金を請求するメールが届いたときには、まず冷静になることが大切である。サイト名の記載がないメールや利用明細の記載のない請求ならば、迷惑メールの可能性がある。また、「差し押さえ」、「裁判」など請求以外の文言が書かれたメールにも注意が必要である。こうした迷惑メールをきっかけとしたトラブルを防ぐためには、迷惑メールを受け取らない対策が有効である。メールアドレスアドレスを安易に他人に知らせない、特定の相手からのメールだけを受信するなど、自身で身を守る対策をとることが重要だろう。

相談内容(2013年4月・青少年男子)

昨日から続けて、年齢確認のメールや料金未納の請求メール等が多数届く。迷惑メールの設定をしているフォルダに多数入っていて、どうしたら良いか分からない。何がきっかけになり、このようなメールが届くようになったのか、全く心当たりがない。

アドバイス

現在届いているメールについて、相談者自身はサイトで心当たりがないとのことなので、メールは一切無視し、絶対に返信、電話問合せ等を行わないように注意した。迷惑メールが届かないようにするためには、現在のメールアドレス指定での受信拒否設定以外に、メールアドレスを変更するのが一番効果的だろうと伝えた。

ポイント

心当たりのないメールが届くきっかけとしては、何らかの理由でメールアドレスが収集されたか、適当に文字を組み合わせて作られたアドレスがたまたま自分のアドレスに一致したことなどが考えられる。迷惑メール拒否設定をしても、すり抜けてきた迷惑メールを受け取ってしまうこともある。こうしたメールに「何だろう?」と思って返信をしてしまうこと、トラブルに発展しやすいので注意しなければならない。「料金未納」のような心配な内容が書かれてあったとしても、すぐに返信をせず、保護者や身近な相談窓口に見てもらうことが、トラブルに巻き込まれないための対処法である。

相談内容(2013年3月・青少年男子)

知らない人から変なメールが届いた。『私は某芸能事務所にてマネージメント業務を行っております。今担当してるのは国民的とも言える、多分皆さんご存知のタレントです。ここ最近本人が雑誌やテレビでの取材、番宣目的での番組出演などで非常に疲れており、精神的に病んでしまっているようなのです。今回突然ご連絡をさせて頂いたのは、タレント本人の希望でどうしてもあなたとお話したいとの事です。・・・中略・・・私の携帯に直接ご連絡頂ければと思います。お手数をお掛けして申し訳御座いませんが、お話だけでも聞いて頂けないでしょうか?』

アドバイス

知らない人からのメール、身に覚えがないメールは「迷惑メール」、「スパムメール」と呼ばれるものであり、怖がる必要はない。迷惑メールを防ぐには、むやみに個人情報をインターネット上に記載したり、見知らぬサイトに登録したりしないことが重要である。届いてしまっている迷惑メールは、利用している機械を操作することで拒否をすることができる。芸能人マネージャーを装った迷惑メールについては、国民生活センターのホームページに注意喚起が書かれているので読んでみると良い。

ポイント

芸能人マネージャーを名乗り、有料サイトへ誘導する迷惑メールの事例である。誘導された先の出会い系サイト等で高額の利用料金を請求されるトラブルが増えている。自らトラブルに陥らないよう、知らない人からのメールの内容を簡単に信用してはならない。また、このような迷惑メールが発端で、より困ったトラブルに巻き込まれないために、「開かない」、「クリックしない」、「情報を入力しない」という基本を身につけておくことが大切である。

相談内容(2013年2月・青少年男子)

広告からよくないサイトに行ってしまった。すぐに戻ったが、それから変なメールが来るようになった。あまりにもたくさん来るので、迷惑メールの制限をかけたが、サイト運営会社から登録料金の長期滞納があり、支払いを求める催促をしたが連絡が取れないのでこちらからした、というメールが届いた。メールの設定を厳しくしたので、催促メールを受信できていなかったのではないかと思い、つい電話をしてしまった。年齢と名前を言うと、退会しておくと言っていたが、落ち着いて考えてみるとおかしいと感じた。電話をするのは駄目だったのか。

アドバイス

今回のような身に覚えのない料金請求等、知らない人からのメールは開かずに捨ててしまうこと。書かれているURLにアクセスしたり、メールに返事をすると更なるトラブルに繋がる恐れ、迷惑メールを増やす原因になる。電話をかけるという行為は、発信者番号を通知して電話をかけているのならば、相手に電話番号が伝わってしまう。今後は、知らない番号からの電話には出ない等、着信には気をつけ、知らない人からの電話を受けてしまったとしても、毅然と対処してほしい。

ポイント

受け取る人の意思に関係なく届くメールに対しては、そのトラブルが深刻化しないためにも「無視が基本」。注意していたとしても、迷惑メールが届くきっかけを作ってしまうことを完全には避けられないため、迷惑メールが届いても開かない、相手に連絡しない、書かれているURLにアクセスしないことをしっかり守ることが必要。また、「配信停止ボタン」があればクリックしたいと思うかもしれないが、その行為が自分のメールアドレスを相手に確実に送信してしまう結果になる。

相談内容(2013年1月・青少年女子)

特定の学年が集まってメールアドレスを交換するサイトに、大丈夫だと思ってメールアドレスを載せたら、大人や年上の人から性的なメールが来るようになった。送ってこないでほしいと返信したが、あまりにもたくさん届くので受信拒否設定をした。しかし、メールアドレスから個人情報等が知られないか心配。また、他の変なサイトにメールアドレスが載せられていないか不安。

アドバイス

迷惑メールに対しては受信拒否設定をする。より安心するためには、メールアドレスを変えることを推奨する。またフリーメールのアドレスを複数持って使い分けることもできる。何より忘れてはいけないのが、むやみに個人情報をインターネット上に記載したり、見知らぬサイトに登録したりしないことが重要である。そして届いたメールの中で、差出人に心当たりがない、あるいはタイトルが意味不明等の場合は、メールを開かずに削除してほしい。

ポイント

特定の学年が集まるサイトだから大丈夫だろうと安易に書いたことが不安の原因である。集まってきた人が、実は大人だったという可能性を忘れてはならない。一度ネットに書き込んだメールアドレスが発端になり、今回のような不快な結果を招く場合があることを覚えておいてほしい。

※ここに掲載してある相談事例は一つの参考例として掲載したものです。
同じようなトラブルであっても、個々の状況が異なるため、解決内容もそれに従い違ってきます。