相談事例

架空請求

相談内容(2022年11月・青少年女子)

アダルトサイトを見ていて、18歳以上かの質問に「はい」を押してしまい、高額の請求画面が出た。利用規約は見える場所になかったと思う。画面を閉じ、解約の電話やメールはしていないが、自宅に連絡が来てしまうのか。

アドバイス

サイトにアクセスしたり年齢の質問に答えただけでは、利用規約や有料契約に同意をしたとは言えないため、契約は成立していないと考えられる。この場合は解約をする必要も、お金を支払う必要もない。また、電話やメールで連絡をしていないのであれば、相手には住所や電話番号などは知られていないと考えて、このままきっぱりと無視をすることが適切な対応である。

ポイント

年齢を確認しただけで請求画面が表示されるのは、従来からある架空請求サイトの典型的なパターンである。このような場面では、解約や退会をしようとしてサイト側へ電話やメールをしてしまうことで心配事が増えてしまうので注意してほしい。サイトを開いただけでは個人情報などは伝わっていないため、サイトを閉じてしまうことが最善の対応である。年齢確認だけでは有料契約が成立したとは言えないが、興味本位で利用しようとすることも危険であることを理解し、年齢のルールは必ず守ってほしい。

相談内容(2022年8月・青少年男子)

アダルトサイトで動画を再生しようとしたら、「インストールされました」と表示されてお金を請求する画面が開いた。サイトでは18歳以上ですかの質問に「はい」と答えただけで、他には同意をしていない。インストールもしていないのでお金は払わなくても大丈夫か。

アドバイス

サイトにアクセスしたり、年齢確認の質問に答えただけでは有料契約は成立していないと考えられる。お金を請求されたとしても支払う必要はない。電話やメールで連絡をしていないのであれば、このままきっぱりと無視しているのが良いだろう。

ポイント

アダルトサイトで動画を再生しようとしたときに高額な料金を請求されてしまうのは、従来からある架空請求のトラブルであり、ワンクリック請求とも呼ばれている。最近の事例では、アプリをインストールしていないにもかかわらず「インストールが完了した」という言葉でお金を支払うように仕向けられるパターンが多く見られる。有料契約に同意をした覚えがないなら、慌てて支払わないこと、連絡もしないことが安全な対応である。

相談内容(2022年5月・保護者・青少年男子)

子供がアダルトサイトで18歳以上かどうかの質問に「はい」をクリックしたところ、契約完了の画面が表示されたらしい。びっくりして契約取り消しのメールと電話をしてしまったようだ。保護者と相談してからもう一度電話をしてほしいと言われたそうだが、どうしたら良いか。

アドバイス

サイトにアクセスしたり年齢確認を押しただけでは、利用規約の同意や有料の契約に同意をしているとは言えないため、契約は成立していないと考えられる。お金を請求されたとしても支払う必要はないと考えて、このまま無視をすると良い。しかし契約取り消しのためにメールや電話をしたことでメールアドレスや電話番号が相手に伝わり、今後は迷惑なメールや電話が増えるかもしれない。迷惑メール防止設定や電話の着信拒否などの対策をとってほしい。

ポイント

架空請求のトラブルでは、契約完了や料金請求の画面を見て慌てて業者へ電話をかけたり、解約のためにメールを送るなど、自分から連絡をすることで心配事を増やしてしまうケースが多い。電話での連絡を求められても、お金を支払わせるように仕向けられていると考えて、サイトに一切関わらないことが心配事を大きくしない対処法である。アダルトサイトでは、年齢を偽り先に進んでしまったことがトラブルの発端になっていることが多いため、サイトのルールを守って利用できるように、この機会にインターネットとの安全な付き合い方について親子で話し合えると良い。

相談内容(2022年2月・青少年女子)

タブレットで調べ物をしていたときにうっかり広告に触れてしまい、アダルトサイトが開いた。年齢確認があり、間違えて18歳以上を押してしまったようで、会員登録されお金も請求された。その後の画面ではOKのボタンしか押すことができなかった。会員登録を解除したい。

アドバイス

有料契約の申込みには承諾の意思表示が必要であり、利用規約や有料の契約に同意をしていないのであれば契約が成立したとはいえない。また、間違えたと気がついた時に訂正ができるような措置がなければ、錯誤(さくご)による契約取消の主張もできるので、一方的な請求に対しては無視をしてほしい。登録解除のために電話やメールをしていた場合に、電話については、電話番号が相手に知られていると考え、非通知や知らない番号からの電話には十分に注意をし、着信拒否などで対応すると良い。メールについては、必要のないメールが届いたら読まずに削除し、迷惑メール設定などで受信拒否をすると良い。

ポイント

意図せず有料サイトに登録されお金を請求されるトラブルは、広告やリンクから誘導されたサイトで起こることが多い。青少年はこうした知識を身につけ、広告やリンクは安易に押さないように気をつけてほしい。この事例のように、キャンセルしようとしても「OK」のボタンしか押せないように作られている画面のパターンも多く確認されている。このようなときは、焦らずブラウザ画面を閉じるなどでそのサイトから離れることが対策の1つである。対処に迷ったときには一人で判断せずに保護者や身近な大人に見てもらうことが大事である。

相談内容(2021年11月・青少年女子)

アダルトサイトで18歳以上の下にあった「次へ」と書かれたボタンをクリックしただけで登録が完了し、お金を請求する画面が表示された。問い合わせ窓口があったためメールを送り、電話でも連絡をして18歳未満だと伝えた。

アドバイス

インターネットで有料サービスを提供する場合、事業者は電子消費者契約法という法律を守らなくてはならず、契約が成立するには利用者の承諾の意思表示が必要となる。さらに特定商取引に関する法律では確認画面、取消画面も用意されていないといけないと定められている。サイトでの出来事をよく思い出し、契約が成立していないと考えられるようであれば無視をしているのが良い。相手にメールや電話をしたことで連絡先が伝わり、今後は迷惑メールや電話が増えるかもしれない。迷惑メール防止設定や電話の着信拒否などの対策をとってほしい。

ポイント

年齢確認のボタンをクリックしただけであれば、請求画面が表示されたとしても契約が成立しているとは限らない。契約が成立していないのに、利用者を焦らせて問い合わせ窓口へと誘導して電話やメールで連絡をするように仕向けるのも架空請求サイトに多くあるパターンである。ただし18歳未満なのに18歳以上と嘘をついて利用しようとするのはトラブルの原因となるため、年齢制限を守ってほしい。規約などが表示されたときには、難しい内容であってもよく読み確認してトラブルを防いでほしい。

※ここに掲載してある相談事例は一つの参考例として掲載したものです。
同じようなトラブルであっても、個々の状況が異なるため、解決内容もそれに従い違ってきます。