相談事例

架空請求

相談内容(2020年3月・青少年女子)

検索して見つけたアダルトサイトで、間違えて何かをタップしたら登録完了と出た。焦って退会しようとして、電話とメールをしてしまった。有料会員登録だったのでお金を請求されるのか心配している。

アドバイス

利用規約に同意をしていないのであれば、会員登録は成立していないと考えることができる。この場合はそのサイトとの契約は無効だと考えられ、退会をする必要はなく、お金を請求されても支払う必要もない。無視しているのが良い。相手に電話やメールをすることで連絡先が相手に伝わり、迷惑な電話やメールが増える原因になる。今後は電話の着信拒否や迷惑メールブロックなどの対策をとってほしい。

ポイント

有料会員登録が成立していないのに完了画面などを表示して、退会手続きをするように誘導するのは架空請求に多い手口である。焦って行動してしまうと、相手に個人情報を答えてしまうなどでさらに心配事を増やすことになるので気をつけてほしい。自宅で一人でインターネットを利用する機会も増えている時期かもしれないが、困ったときには心配事を抱え込まずに、経験豊富な保護者など身近な大人にお話をして助けてもらってほしい。

相談内容(2020年2月・青少年女子)

無料と書いてあったアダルト動画サイトで再生ボタンを押し、画面を進み続けていると会員登録が完了して請求画面になった。利用規約があったかもしれないがよく見ないで進んでしまった。誤登録の場合は電話をするようにと書いてあるが電話はしていない。使っていたのは家族が解約した携帯電話である。

アドバイス

利用規約に同意したり、有料サービスに申し込みをする意思表示をしていないのであれば、有料契約は無効だと考えられる。また、間違えて登録に進んでしまったときのために、訂正する画面や最終確認画面などが用意されていないといけない。そのような措置がなかったのであれば、お金を支払う必要や解約の必要もなく、きっぱりと無視してほしい。

ポイント

有料契約が成立していないのに、高額請求を受けてしまう架空請求のトラブルである。誤登録だと思い込んで電話をかけてしまうと、自分の連絡先を相手に伝えてしまうことになるので電話をしなかったのは正しい判断である。解約した携帯電話も、パソコンと同じようにインターネットに本格的につながる機器であり、この機会に有害サイトにつながらないようにフィルタリングの利用について保護者とお話しができると良い。

相談内容(2020年1月・青少年女子)

間違えて広告をクリックしてアダルトサイトに飛んでしまった。有料登録されたと表示され、もし誤作動で押してしまった場合には24時間以内にメールを送信して退会するようにと書かれていた。慌てて何度もやってみたが、反応がない。

アドバイス

どのような画面でどのような操作をしたのかよく思い出してほしい。利用規約や有料契約に同意をしていないのであれば、契約は成立していないと考えられ、お金を支払う必要も退会をする必要もない。退会のために相手にメールを送信していることから、今後お金を要求するようなメールが届くかもしれないが、契約が成立していないと考えられるならば無視をしているのが一番良い。受信拒否をしたり迷惑メール防止設定をしておくと良い。

ポイント

広告をタップして予想外のページが開き、その結果お金を請求されたとしても、一方的に有料契約が成立することはない。有料登録の画面を見て焦り、退会しようとして連絡をすることでさらに心配事が増えてしまうので注意してほしい。誤って登録をしたと利用者に思い込ませて連絡をさせ、お金を支払うように仕向ける手口もあるため、自分が契約に同意をしていないのであればきっぱりと無視をするのが安全な対応である。

相談内容(2019年11月・青少年女子)

アダルトサイトを見ていたら年齢確認が出て、間違えて進んでしまい有料登録完了と表示され、お金を請求された。慌てて退会申請のメールを送ってしまった。次の日にサポートセンターからメールが届き、退会が完了していないので至急お客様窓口に電話するようにと書かれていた。連絡をしないと自宅に手紙や郵便物を送ると書かれていた。

アドバイス

どのような画面でどのような操作をしたのかよく思い出してほしい。自分自身が利用規約や有料契約に同意をしていないのであれば、契約は成立していないと考えられ、お金を払う必要も、退会をする必要もない。メールや電話をすることは、連絡先を自分から相手に伝える行為となるので、一切対応せず無視してほしい。

ポイント

意志に反して有料登録画面に誘導されてお金を請求されてしまったトラブルであり、青少年には特に知っておいてほしい事例である。年齢制限のあるサイトで年齢確認をしたとしても、それだけで有料契約が成立することはないため、無視に徹することが基本的な対応である。退会しようとして連絡をすることで相手に連絡先が伝わり、支払う必要がないのにお金を支払うように仕向けられるなど、さらに心配事が増えてしまうので注意してほしい。

相談内容(2019年10月・青少年女子)

18歳未満利用禁止のサイトで動画をクリックしたら登録完了画面になった。キャンセルのために電話をすると、年齢を聞かれて咄嗟に18歳と答えた。すると生まれた年を聞かれ、年齢を偽ったことを問われてお金を請求されてしまった。

アドバイス

動画をクリックしただけで登録画面に行ったのだとしたら、利用規約や有料契約に同意をしていないだろうと思われる。もしも間違えて登録画面に進んでしまったとしても、「錯誤(さくご)」による無効の主張などが可能である。契約が成立していなければ、解約も、お金を払う必要もない。相手には電話番号が通知されているかもしれないので、今後、相手から電話がかかってくるかもしれないが、一切対応せず、きっぱりと無視をしてほしい。相手の電話番号を着信拒否すると良い、また、非通知・知らない番号からの電話にも出ないように気を付けてほしい。

ポイント

架空請求の相談で多いのは、有料契約が成立したような画面を見て慌ててしまい、解約のために連絡をしたらお金を支払うように仕向けられてしまったというパターンである。年齢を偽ってサイトを利用しようとしたことはトラブルの原因となるため気を付けてほしいが、年齢確認だけで有料契約が成立したとは言えないため、相手の言葉に惑わされないことが大事である。一人だけで対処することで心配事を大きくしてしまうかもしれないため、保護者にも相談できると良い。

※ここに掲載してある相談事例は一つの参考例として掲載したものです。
同じようなトラブルであっても、個々の状況が異なるため、解決内容もそれに従い違ってきます。

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